2017-04-01

入学式の景色と言えば桜吹雪だ

風と桜の花びらの乱舞は30年ほどくりかえされると、もう原風景として刷り込まれてしまっていて、描くきかえることができない。特にあの街を離れて10年も過ぎてしまうと、もはや修正不可能だ。見ることがないからこそ、あの花吹雪の中を歩くことがないからこそ、この季節にはあの景色が繰り広げられているのだろうと・・想像してしまうのだ。
正門をくぐり長いスロープを上りきり右に折れると風が花びらが舞っているのだ。彼も彼女も彼も彼も・・・あの風景の中では若いままだ。当然のことだ。僕らの、彼らと僕らの入学式はもう40年も昔のことなのだ。

0 件のコメント: