君と僕はサクラの花びらを拾い集めていた。
ビニルの袋いっぱいの花びら
そしてヒンヤリとした風
ピンクの花びらはジャングルジムを取り囲んで
他に遊んでいる子なんていない
幼い君幼い僕
自転車
サクラの花びら
僕はあの寒さが
君の喘息のはじまりだったのではないかと
今でも思っています
君の苦しさを作ってしまったのは
僕だったのではないかと
そして
あの人々なのではないかと
大嫌いな人種の住む町
そこから君を引き出すことができない
君はそこから飛び出すことができるだろうか
この一年で
君は飛び出すことができるだろうか
2007-04-08
2007-03-10
おそらくあれは昭和51年頃
サンシャインビルは工事の途中で
コンサート会場などほとんどなく
エレキギターを使用してのコンサートはお断りだった。
中野サンプラザはすでにオープンしていたけれども
料金をとってのコンサートは素人に手の出せる料金ではなかった。
あの建物は勤労福祉会館だった。
お茶の水・・全電通ホール
コンサートの会場費はそれでもかなり高かった。
三人してバイトに出かけた。
始まったばかりの四ッ谷大塚だった。
名前ばかりの教師と出来損ないの事務員。
掃除当番のバイトの私が小学生の質問を処理していた。
コンサート会場などほとんどなく
エレキギターを使用してのコンサートはお断りだった。
中野サンプラザはすでにオープンしていたけれども
料金をとってのコンサートは素人に手の出せる料金ではなかった。
あの建物は勤労福祉会館だった。
お茶の水・・全電通ホール
コンサートの会場費はそれでもかなり高かった。
三人してバイトに出かけた。
始まったばかりの四ッ谷大塚だった。
名前ばかりの教師と出来損ないの事務員。
掃除当番のバイトの私が小学生の質問を処理していた。
2007-03-05
西武新宿の駅に
まだ完全には完成してはいなかった西武新宿の駅に
君は立っていました。
僕はあんなに美しい人を見たことがないと思いました。
ですから
しばらく声もかけずにただ君を見ていました。
やがて
僕に気付いた・・その仕草さえ
君は美しかった。
忘れたはずの下井草・・・
あの駅は悲しい駅です。
再び降り立つことのない駅だと僕は思っています。
君は立っていました。
僕はあんなに美しい人を見たことがないと思いました。
ですから
しばらく声もかけずにただ君を見ていました。
やがて
僕に気付いた・・その仕草さえ
君は美しかった。
忘れたはずの下井草・・・
あの駅は悲しい駅です。
再び降り立つことのない駅だと僕は思っています。
激しい雨が屋根を叩いています
窓を叩いて
お隣の屋根を叩いて
ときおり風が走っていきます。
春の終わりの激しい雨は
つきもののように私にまとわりついていた
感情をねこそぎ洗い流していきます。
過去・・・・・
さて
これからどこに行きましょうか。
お隣の屋根を叩いて
ときおり風が走っていきます。
春の終わりの激しい雨は
つきもののように私にまとわりついていた
感情をねこそぎ洗い流していきます。
過去・・・・・
さて
これからどこに行きましょうか。
2007-03-04
夢を見ました
3月3日でした。
細い道を抜けて大通りにでると。
正面に彼女の家がありました。
私にはそこが彼女の家だとわかったのです。
少し慌てたのは自分の服装が寝間着のままだったことと
彼女が私の気配を感じ取っていることがわかったこと・・・・です。
窓のたくさんある建物を見上げて
私は左へ進みました。
彼女が降りてくることが分かっていたからです。
しばらくすると
彼女が自転車に乗って追いかけてきました。
何も言わないで
そのまま歩いて
彼女は目で話しかけて私を追い越していきました。
やがて
今度は私の前から
彼女は自転車でやってきました。
そして
ごく普通に話し始めました。
細い道を抜けて大通りにでると。
正面に彼女の家がありました。
私にはそこが彼女の家だとわかったのです。
少し慌てたのは自分の服装が寝間着のままだったことと
彼女が私の気配を感じ取っていることがわかったこと・・・・です。
窓のたくさんある建物を見上げて
私は左へ進みました。
彼女が降りてくることが分かっていたからです。
しばらくすると
彼女が自転車に乗って追いかけてきました。
何も言わないで
そのまま歩いて
彼女は目で話しかけて私を追い越していきました。
やがて
今度は私の前から
彼女は自転車でやってきました。
そして
ごく普通に話し始めました。
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